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売れるディレクター・デザイナーになるために知っておいて欲しい印刷物制作の基礎知識 vol.4


売れるディレクター・デザイナーになるために知っておいて欲しい印刷物制作の基礎知識 vol.4

失敗しない印刷物の見積依頼法とは?
印刷物の見積を依頼する際に必要な7つの項目


前回のご紹介した、「印刷物制作の基礎知識 vol.3」である
見積金額が適正かどうか見極める方法?
印刷物を発注する際にチェックすべき3つのポイント
」に引き続き、
今回も、印刷物の「御見積」についてお話をしたい。


印刷物の見積を依頼する際に必要な、御見積書の7つの項目


印刷の御見積書を依頼する際のポイントはたくさんあるが、
今回はその内、7つの項目をご紹介したい。

1 サイズ

見積を依頼する際、仕上がりサイズは、何になるのかを伝える必要がある。

まず、A4・A3・B5・B4などの定形(規格)サイズか、
それ以外の不定形(規格外)サイズかという選択肢がある。

定形(規格)サイズの場合は、非常に分かり易く、
当然ながら、小さければ安く、大きければ高くなるのだが、
不定形(規格外)サイズの場合は、厳密に言うと、少し違う。

例えば、A4(210×297mm)とA3(297×420mm)であれば、A3の方が高い。
ただ、規格外サイズの285×400mmとA3(297×420mm)の費用を比較すると、
同じかほとんど変わらないことになる。

ロットにもよるが、印刷を行う時、A3の印刷物を製作する場合、A3では印刷しない。
分かり易く言うと、A2に2個並べて、もしくは、A1に4個並べて印刷し、
印刷が終わった後に、断裁をしてA3サイズに仕上げるのである。

この紙の中に何個かを並べることを「面付け」と呼ぶが、
考えるべきは、この面付け作業で、何個並べることができるかということだ。

それによって、金額が変わってくるため、規格外サイズの印刷物を作る際は、
この面付けも考慮に入れて、印刷会社に見積を聞く必要がある。
もしかしたら、たった数ミリの違いで、高い費用で印刷している可能性もある。

2 刷色

見積を依頼する際、何色印刷になるのかを伝える必要がある。

カラー印刷になるのか、特色の1色や2色や3色印刷になるのか、
墨1色(モノクロ)になるのかによって、価格が大きく違う。
尚、基本的なことではあるが、カラー印刷は、
プロセスカラー(CMYK)による4色印刷である。

また、実は各印刷会社が保有する印刷機によって得意不得意がある。

もし、1色機や2色機しか無い印刷会社に、カラー印刷物の見積を依頼すると、
通常は、4色機を保有する印刷会社よりも、高い価格が出てくるはずだ。
逆に、4色機しかなく、基本的にはカラー印刷物が多い印刷会社に対して、
特色1色や特色2色の見積を依頼すると、2色機を持っている印刷会社よりも、
その印刷会社の考え方によるが、高い価格が出てくる可能性がある。

印刷会社の設備を把握し、どのような印刷物を得意としているか、
「できること」と「できないこと」を把握しておくのは、非常に重要である。

3 用紙

見積を依頼する際、どの印刷用紙を使用するかを伝える必要がある。

まず、印刷用紙の厚さによって価格が異なる。
同じ銘柄の用紙であれば、厚い方が高く、薄い方が安くなる。

次に、上質紙・コート紙・マットコートの3つは、最も使用される印刷用紙で
価格はほぼ横並びだが、それ以外の用紙は、この3種類よりも高い。
それ以外の紙としては、高級白色紙・特殊紙・和紙などが挙げられる。

高級白色紙は、表面が滑らかで、白色度が高いものや印刷の仕上がりが良いものが多い。
特殊紙は、模様が入っていたり、凹凸があるような用紙のことをここでは指す。
和紙は、その製法によって、値段の幅がかなり広い。高いものは本当に高い。

印刷物の用途や目的に合わせて、費用対効果を考えた上で、
どの用紙にするか決めるために、複数パターンで御見積を依頼して頂きたい。

4 折加工・製本加工

見積を依頼する際、折加工・製本加工を行うかどうかを伝える必要がある。

加工行う場合、2つ折・巻3つ折・Z折・観音折・蛇腹折りなど、
具体的にどの折り方になるのか、あるいは、
中綴じ製本・無線綴じ製本・上製本など、
具体的にどの製本方法になるのか伝える必要がある。

特に製本の場合、方法によって金額も作業時間も異なるので、
事前にきちんと打ち合わせをする必要がある。

5 特殊加工

見積を依頼する際、特殊加工を行うかどうかを伝える必要がある。

加工行う場合、ミシン加工・穴あけ加工・抜き加工・PP加工など、
具体的にどのような加工を行うのかを伝える必要がある。
印刷物の利用方法や目的によって、
様々な印刷加工が存在するので、印刷会社に相談した方が良い。

また、この特殊加工は、方法によって金額も作業時間も大きく異なるので、
事前にきちんと打ち合わせをする必要がある。

6 色校正

見積を依頼する際、色校正を行うかどうかを伝える必要がある。

印刷の場合、万一、納品後にクライアントからクレームが発生すると、
刷り直しという最悪の状況が発生する。
その最悪の状況を回避するためには、色校正行うことが重要である。

↓↓過去ブログ記事↓↓
最悪の刷り直しを避けるための方法? 色校正を行うべき3つの理由と2種類の色校正

7 部数

最後に、見積を依頼する際、部数を伝える必要がある。

印刷物というのは、部数によって、単価が異なる。
単価が異なるということは、1人当たりの販促単価が異なるということになり、
費用対効果に直結する重要なことである。

無駄に多く製作することは避けるべきであるが、
ある程度、中長期的なスパンで考え、最も費用対効果が良い部数で、
印刷物を製作する必要がある。

↓↓過去ブログ記事↓↓
印刷物を発注する際にチャックすべき、御見積書の3つのポイント


最後に


私は、印刷会社の役員もしているので、印刷業界の状況はよく分かっている。

費用対効果をアップさせるためには、コストを下げるか、
更に効果が見込めることをご提案するしか方法が無い。

前者のコスト削減だけを押し進めるのではなく、
それと同時に、削減した分を更なる販促費用として
投資できるようなご提案を、制作会社や印刷会社が行っていく必要があると考える。

削減だけでは、成長には繋がらない。
更なる売上アップのためには、常に投資を行っていく必要がある。

企業のプロモーション担当・販促担当・マーケティング担当の方にとって
少しでも参考になれば幸いである。


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