
日本は出遅れている?
日本を含む先進国は、現在高齢化社会を迎えています。
社会問題となっている一方で、医療や福祉関係はこれから成長が
見込まれている分野です。
日本では医療器具などに最新の技術が用いられていますが、
ITやウェブと連動したサービスはごくわずかです。
しかし海外に目を向けてみると医療・福祉関係のウェブサービスが
多数存在することがわかります。
日本も見習うべきこれらのウェブサービスをいくつかまとめてみました。
医療費を管理する画期的なサービス「Simplee」

Simpleeは医療費をオンライン上で管理できるウェブサービスです。
提携先の病院でいくら医療費を支払ったかだけではなく、
ウェブ上から支払い予定額も確認可能です。
保険証だけ持って病院へ行き、医療費は後日払い…。
とても画期的なサービスではないでしょうか。
Simplee http://www2.simplee.com/
ウェブ上から医師を検索・予約可能な「Find a Doctor」

Find a Doctorは、ウェブ上で医師の検索と予約が出来るサービスです。
近くの病院を検索可能なだけでなく、医師を探せる点に注目です。
ウェブから予約が出来るというのも日本ではまずお目にかかれない
サービスといえます。
Find a Doctor ? Doctor Reviews & Ratings http://www.zocdoc.com/
医療保険をオンラインで管理できる「Zenefits」

Zenefitsは医療保険をオンラインで管理可能なツールです。
アメリカのサービスのため日本とは少々保険制度の違いがありますが、
保険の加入も出来るようになっています。
制度が違うとはいえ、参考にすべき点が多いウェブサービスです。
Zenefits: Payroll + Benefits + HR http://www.zenefits.com/
患者同士のSNS「Live better,together!」

Live better,together!は、同じ病気で悩んでいる人同士が交流を図れるSNSです。
病気になるとつい一人で抱え込んでしまいがちです。
しかし、同じ症状を持った人同士でコミュニケーションが取れると
心の負担もぐっと減らすことが出来ます。
日本でもSNSはメジャーですが、こういった特定ジャンルのSNSは
まだ少ないのが現状です。
Live better, together! http://www.patientslikeme.com/
ウェブ全体で医療を考える時期に来ている
日本は高齢化社会を迎え、これから社会保障費の増大が懸念されています。
また社会保障費だけでなく医療そのものを社会全体で
支えていかなくてはいけません。
個人個人が実行に移せることはとても限られています。
しかし知恵を出しあい、それを作っていくことは可能です。
ウェブ全体でも社会のために何が出来るのか。
今こそそれを考える時期ではないでしょうか。