コンセプトを伝え、ファンと繋がる?
Facebookページで、ファンへのメッセージを送る
ダンヒルは、サッカー日本代表チーム SAMURAI BLUEの
オフシャルスーツを毎年提供しており、今年度で13年目を迎える。
また、毎年このサッカー日本代表公式スーツと同じ仕様のスーツを、
毎日の大切な場面に挑む際にの「勝負服」として販売している。
今回の「勝負服」のコンセプトは、「パワースーツ」。
このコンセプトを表現した「ロボティックスーツ」を着用する
サッカー日本代表のキャプテン長谷部誠選手を起用したイメージムービーを制作し、
Facebook公式ページで7月22日(日)~8月1日(水)まで期間限定公開している。
ブランド力を向上させるコンセプトと限定ムービーでファンと繋がる
今回、このプロモーションをご紹介した理由は、大きく2つある。
まず、この商品コンセプトを表現した動画が、
ダンヒルのブランドイメージ向上に貢献していると考えたからだ。
どんなにクオリティの高い動画を制作しても、
それが、ブランド力を損なうものであれば、制作する価値は低い。
ブランド力を向上させ、ファンとの繋がりを深めてこそ、
中長期的な販促に繋がると考える。
また、Facebookページを「ファンとの繋がりを深める場」として、
非常に有効的に活用していると考えたので、今回この事例をご紹介した。
Facebookページ上で、期間限定配信することで、
情報拡散を促進すると共に、ファンにとって、
定期的にFacebookページをチェックする動機を創造している。
Facebookページという「場」と、
期間限定公開の長谷部選手の動画、
ブランド力向上に貢献するコンセプトの相乗効果で、
より効果的なプロモーションに繋がっていると考える。
最後に
企業の規模によっては、プロモーション予算の問題で、
集客力のある著名人・芸能人・スポーツ選手などの起用ができなかったり、
映像制作にまで行うことが難しい場合もあるだろう。
しかし、それでもできることは必ずある。
最も重要なのは、しっかりと自社のターゲットが誰なのかを見つめ、
その方々に、企業として何を提供し、
自社が社会に対して、どのような役割を担うのかを考え、
それをしっかりと伝えることである。
その想いに共感できる人は、企業のファンになってくれるだろう。
Facebookページは、それを可能にする「場」の1つである。
企業のプロモーション担当・販促担当・マーケティング担当の方にとって
少しでも参考になれば幸いである。