WEBで成果を出すために必要なのは、
コンバージョン率を上げる5つのステップ!
企業の販促・広告担当者、そして、
WEBディレクター・デザイナーは、常に成果を求められる。
「コンバージョン率を上げろ!」
「直帰率・離脱率を下げろ!」
「もっと成果に繋がるWEBサイトを構築しろ!」
確かに、言うのは簡単だ。
でも、みんな、それが実現できなくて悩んでいる。
そこで、今回のブログは、そのような状況で参考にして欲しい
「コンバージョン率を上げる5つのステップ」についてのお話。
あらゆる見込み客をコンバージョン率の高いコンテンツへ誘導する
結論から言うと、成果を出すためには、
「コンバージョン率を上げる」ことが必要になる。
ここで言う「コンバージョン」だが、
WEBサイトに来てくれたユーザー(=見込み客)に

などが、それに該当すると考えて欲しい。
WEBサイトの目的に応じて、あらゆる見込み客をコンバージョンさせることが、
成果を出すことに繋がる。
コンバージョン率を上げる5つのステップ
具体的に、「コンバージョン率を上げる」ためには、
5つのステップが必要になる。

今回は、この1番と2番について、
サッポロビールのWEBサイトを参考にしながら、詳しくご説明したい。

直帰率・離脱率を下げる画面設計
上図のように、サッポロビールのWEBサイトは、
「直帰率・離脱率を下げる画面設計」の良い参考になる。
まず、最も目立つ場所、ユーザーの視線が集中する場所に、
インパクトのあるコンテンツの「メイン画像」が配置され、商品訴求を行っている。
さらに、商品詳細説明の下部とページの最下部に、
SNSの共有を促すボタンが設置され、情報の拡散を狙う設計になっている。
次に、ユーザーの目線が動く先の画面右上には、
ユーザーの長い滞在時間が期待できる、「動画コンテンツ」への導線を配置している。
また、その下には、ユーザーが慣れ親しんだ、ナビゲーションとして一般的な形式で、
「商品一覧」が設置され、他の商品への誘導を促進している。
加えてその下には、PCで見たユーザーが、
後からも見られるように、モバイルへの導線としてQRコードが設置されている。
そして、ページのメインコンテンツの下には、サブコンテンツ群として、
「キャンペーン」や「おすすめ」というキラーコンテンツと、
「よくある質問」や「レシピ」というコンバージョンに繋がるコンテンツが並んでいる。
最後に、新着情報やトピックスもページ内にコンパクトにまとまっており、
そこから、新たな情報・新たなページへの導線をしっかりと確保している。
コンバージョンに繋がるコンテンツ
このように、様々なコンテンツへの導線が、
サッポーロビールの画面内に配置されているが、
この中でも、赤色の部分に注目したい。
動画コンテンツ
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ社の調査データによると、PC動画配信サイトの月間推定訪問者数は、
2011年8月度には、なんと3000万人に到達し、
2011年9月の推定訪問者数は2922万人で、前年同期比で115%に拡大している。
このことから、多くの飲料食品メーカーで
動画コンテンツを導入している理由が分かる。
動画コンテンツを導入することによって、ユーザーのサイト内滞在時間が長くなる。
実際の店舗でもそうだが、お客様の滞在時間が長くなればなるほど、
購買率や商品の認知度が高くなる傾向があり、その観点から、
「動画コンテンツ」は、コンバージョンに繋がる可能性が高いと言える。
よくある質問
私は、様々な業種・規模の企業WEBサイトについて分析を行わせて頂くが、この「よくある質問(FAQ)」は、多くのユーザーに見られる場所で
非常に重要なコンテンツであると言える。
みなさんも自分自身で想像をして頂きたい。FAQを見る時はどんな時か?
ユーザーが、そのページを見る時は、商品に既に興味があり、もっと知りたい時、
あるいは、特定の悩みや問題を抱えていて、それを解決したいと思っている時だ。
それ故、「よくある質問(FAQ)」を充実させることは、
コンバージョン率アップに直結すると言っても過言では無い。
実際、あるWEBサイトで、ケーススタディ的な非常に詳しい「よくある質問」を
100個掲載したところ、3ヶ月でお問い合わせが、10倍に伸びた結果もある。
レシピ
飲料食品のWEBサイトにおいて、「レシピ」は非常にパワフルな販促ツールとなる。これは、過去のWEBサイトや販促印刷物において、十分証明されている。
この要因をあえて説明するなら、ユーザーが行うシミュレーションが挙げられる。
レシピの美味しそうな写真を見て、ビールを飲みながら、
パスタを食べている自分を想像して、よだれが出てしまう。
この心理の行き着く先が、ビールの購入ということになる。
注意点としては、購入するターゲットに合わせたレシピを掲載することだ。
その方が、より効果的に、ターゲットの食欲を刺激することができる。
また言うまでもなく、写真のシズル感は、その効果に大きな影響を与える。
SNS共有ボタン
今さらではあるが、WEBサイトでプロモーション・広告宣伝活動を行う場合、Twitterのツイートボタン、Facebookのシェアボタン、
mixiのミクシィチェック、Googleのグーグルプラスボタンなどは、
そのページの効果を最大化させる上で、必須と言って良い。
多大な費用を掛けて行うマスメディア活用のプロモーションとは異なり、
極端な話、ソーシャルメディア内の情報拡散にかかる広告費はゼロである。
必要なのは、ユーザーが共有したいと思う価値のある情報だけだ。
まとめ
WEBで成果を出すことに悩んでいる人は多い。
だが実は、それを達成することは、そんなに難しいことはではない。
確かに、やらなければいけないことは非常に多いが、一つひとつは非常に単純だ。
まずは、問題点を一覧にしよう。
次に、その解決策を一覧にしよう。
そして、解決策を実行しよう。
その後、結果を分析して、さらに改善しよう。
0.1%ずつの改善でも、それが積み重なると大きな成果になる。
私も過去に、毎日地道にFAQとブログを1個ずつ更新し、
その結果、公開3ヶ月後には上場企業からお問い合わせがきたという経験がある。
一つひとつ、改善と努力を積み重ねれば、それは必ず成功への道となる。
今回のブログ記事が、
企業のWEB担当者様、マーケティング担当者様、販促担当者様、
WEBディレクター・デザイナーの方々のお役に少しでも立てれれば幸いだ。